ニューヨークの世界貿易センタービル跡地に建てられた「ワン・ワールド・トレード・センター（One World Trade Center）」（7 World Trade Center, 250 Greenwich St.）の展望台が、5月29日にオープンした。104階建ての同センターは、高さ381メートルの西半球で最も高いビルとなる。

ダイニングスペースの様子

　地階にはウエルカムセンターがあり、ビル建設の工程が詳しく紹介されている。「スカイ・ポッズ」と名付けられた世界最速クラスのエレベーターを使って展望台まで移動し、所要時間わずか1分足らずで102階までたどり着く。その間、エレベーター内の壁面がモニターとなり、1600年代から現在までのニューヨークの街並みの移り変わりが映し出される。

　100階から102階に位置する展望台は、ニューヨークの街が一望できる360度のパノラマになっている。さらに床に設置された「スカイ・ポータル」というディスプレーの上に立つと、地上を真上から見下ろすリアルタイム映像が流れ、空中に浮いているような疑似体験が可能。カフェ、バーやダイニングスペースも併設され、絶景を見ながら食事を楽しむこともできる。

　開館時間は9時～24時（9月8日以降、冬季は20時まで）。入場料は一般32ドルなど。