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キンコン西野さん、NYで絵本原画展-大盛況の世界デビュー飾る

140点の原画の展示をした西野亮廣さん

140点の原画の展示をした西野亮廣さん

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 お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんが2月16日~18日、ニューヨーク・トライベッカの「One Art Space」(23 Warren St.)で絵本原画展「Akihiro Nishino Solo Art Exhibition」を開催した。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を通じ目標額の150万円を上回る530万円の支援を受け、同展が実現した。

個展の様子

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 「CAMPFIRE」に関して西野さんは「自分がやりたくて仕方がないことに、誰かが賛同してお金を出してくれる。そんなところが革命だなと思った。会社のイメージなどで後押しされてやるよりも、自分の才能を買ってくれる人たちがいたからこそ、ピュアな個展が開けた。世界の中心とされるニューヨークで個展を開くことができて本当にうれしい」と話した。

 絵本の内容については「ダークなストーリーは人々の共感を得やすいが、僕のストーリーはハッピーエンドで終わらせたい。だからこそ、ハッピーエンドのファンタジーをドストレートに追求するウォルト・ディズニーは目標。いつかディズニーと一緒に仕事ができたら」と話した。

 「分かりやすいものが好き。自分のやりたいことをやって、それを認めてもらえたらと思う。芸人とアーティストの両方をしていることには違和感もない。クイズ番組や音楽番組に出たりして活躍している芸人さんがいるが、僕の場合はそこを、絵を描くことに費やしている」という。黒ペン1本で仕上げる作風については、今後も継続していく予定で「カラーの勉強に時間を使うより、黒をもっと極めた作品を作っていきたい」と語った。

 会場に足を運んだニューヨーク在住の女性は「信じられない。驚くほどすごい才能をもった人だと思う。日本人の活動には前から興味があり、今回の個展も友人から話を聞いて訪れた。彼が芸人だと聞いた時には本当にびっくりした。繊細で、一つ一つの絵に掛ける時間や情熱が見るだけで伝わってくる」と話した。日本人男性は「今回は彼女に付いて来ただけで、絵には興味がなかった。しかし絵を見た時には正直驚いて、絵本を買ってしまった。アートについてはあまり分からないが、絵心をくすぐられたような、すごい楽しい個展だった」と話した。

 16日に行われたレセプションパーティーには500人が来場し、3日間の総来場数は1657人と、大盛況となった。同展を通じ、海外からの話も持ち掛けられ、今後も「機会があればどこにでも行く」と、西野さんにとっては海外進出への手応えを感じられた個展となったという。

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