ニューヨークのノリータにあるライス・プディング専門店「Rich to Riches(ライス・トゥ・リッチーズ)」(37 Spring St.)が2003年にオープンして以来、ニューヨークのみならず全米から大きな支持を得ている。
ライス・プディングは米を砂糖と牛乳で煮込んでつくるヨーロッパの伝統的な洋菓子。日本では甘く煮た米になじみがないが、今やヨーロッパのみならずアメリカでも人気のデザートの一種であり、家庭の味として愛されている。
オーナー・ピーターさんは米好きで、イタリアを旅行した際に色とりどりのジェラートに遭遇。見た目も味も楽しめるライス・プディングを作りたいという思いから同店が誕生した。常時21種類の味を用意し、ショーケースにはマンゴー、ストロベリー、マスカルポーネなど、まさにジェラートを思わせる色鮮やかなライス・プディングが並んでいる。若者や家族連れが多く、5人前サイズのSUMO(スモ)や10人前サイズのMOBY(モビー)を買い求める客が続々来店する。
ニューヨークを観光で訪れた日本人女性は「今までに食べたことのない食感。最初は抵抗があったが、ちょっとくせになる味。お米の食感もちゃんと残っていて、スイーツの甘さとも見事にマッチ。他の味も試してみたい」と話していた。
同店は、米国ではニューヨークに1店舗しかなく、他州にも出店してほしいとの声が絶えない。現在は全米への配送している。
営業時間は11時~23時(金曜・土曜は翌1時まで)。