ヨーロッパ版カプセルホテル「YOTEL」、ニューヨーク進出へ

紫色が基調のカプセルホテル「YOTEL」

紫色が基調のカプセルホテル「YOTEL」

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 ロンドンのガトウィック空港とヒースロー空港、アムステルダムのスキポール空港で展開するヨーロッパ版カプセルホテル「YOTEL」が2011年春、ニューヨークのタイムズスクエア近くのビルに出店する。

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 経営者のサイモン・ウッドロフさんは、1997年に回転ずしのベルトコンベヤーを利用し、テーブルまでオーダーを届ける日本風レストラン「Yo! Sushi」をロンドンにオープン。「YOTEL」は日本のカプセルホテルからアイデアを得て実現した。これまで空港を中心とした経営で、昨年は「ビジネス・トラベル・アワード」で「年間最優秀ビジネス宿泊施設」賞も受賞している。今回のニューヨーク進出により都会の街中に建つ高級ホテルとして新たな展開を見せる。

 ホテルが入る60階建てビルは、タイムズスクエア、ブロードウェー街に近い42ストリートと10アベニューの角に建設が予定され、ビル内には建築家フランク・ゲリーさんがデザインするシアター開設も予定されている。「キャビン」と呼ばれるカプセルのサイズは、16平方メートルとヨーロッパの空港サイズより2倍ほど大きく、1泊約200ドル~250ドルの料金設定でビジネスマンや観光客に飛行機のファーストクラスをイメージしたサービスを提供する。

 部屋数は669室。室内はリラックス効果のある紫色のLEDムードライトで装飾。バスルームには多機能シャワーブース「モンスーン・レインシャーワー」を取り入れる。ホテル内にはビジネス・ラウンジやレストラン、バーなども設け、ニューヨークのホテル最大となる屋外テラスの設置も予定している。

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