単行本累計発行部数3億冊突破を記念して11月1日~20日の間、日本全国47都道府県でキャラクターが新聞ジャックした人気漫画「ONE PIECE」のキャンペーンで、主人公ルフィが最後まで姿を見せずどこで現れるのかとささやかれる中、ニューヨーク時間21日に発行された米紙「ニューヨーク・タイムズ」の全面広告で登場した。
同作はひとつなぎの大秘宝「ワンピース」を探し求め、主人公ルフィ率いる海賊が大海原を航海する冒険物語。広告には「HEY 世界, THIS IS THE MANGA!!」と大々的に書かれたメッセージとともに、尾田栄一郎さん描き下ろしのルフィが登場。海賊とばかりに、海を越えて世界に乗り込んできたルフィに、ニューヨークのワンピースファンは興奮した。
ニューヨークの紀伊国屋やBookoffなどでは同作の新作がほぼ同時期で取り扱われ、「ユニクロ」のショッピング袋にキャラクターが期間限定で使用されるなど、アメリカでの認知度や人気を年々上げている。
ニューヨークに住むワンピースファンの男性は「ワンピースを読んで日本語を勉強したぐらい好き。ジャック広告をしていたなんて知らなかったから、21日の新聞を手に入れることができず悔しい。でもニューヨークで記念キャンペーンの完結をルフィがするなんてかっこいいし、うれしい」と話していた。