ニューヨークの夏の恒例になっている仮設水飲み場「Water-On-the-Go(ウオーター・オン・ザ・ゴー)」が今年も登場した。夏の間、市内5つの地区に登場しニューヨーカーの喉を潤す。
ニューヨークの水道水は、全米で最も奇麗で安全といわれている。毎年行われる品質検査でも、実際にその安全性が保証されている。また、ペットボトルのように、製造の際に資源やエネルギーが使われることもない。ニューヨークの環境保護局では、そうした安全で環境にも優しい水道水をもっと地元の人々に積極的に飲んでもらおうと、2010年から同水飲み場の設置を始めた。
同水飲み場は、ユニオン・スクエアやブルックリン・ブリッジ・パークなどの公園や広場に設置される。即席にテントと蛇口の付いたシンクが組み立てられるため、通りかかった人は最初、不思議そうに眺めていたが、水飲み場だと分かると続々と蛇口をひねりに集まった。水筒や、空のペットボトルに入れるための蛇口も取り付けられている。訪れた人々は水分補給を行った後、それぞれ持ち寄った空の容器にもたっぷりと水を補充して、その場を後にした。
公式サイトでロケーションや時間帯などのスケジュールが確認でき、スマートフォンのアプリで最寄りの水飲み場も検索もできる。8月末まで。