マンハッタンのミッドタウンで7月13日、毎年恒例となっているフランス建国記念日を祝う祭り「バスティーユ・デー」が開催された。
60丁目のレキシントン・アベニューから5番街までの3ブロックを歩行者天国にして盛大に行われた同祭りには、多くの人が集まった。フランスにちなんだ食べ物や野外ライブ・パフォーマンスのほか、パリへの旅行券が当たるキャンペーン企画なども行われた。一時、人をかき分けられないほど多くの人が詰め掛ける盛況となった。
夏場にニューヨークでよく出される屋台も、この日はフランスに特化した屋台が多数出店した。フランス生まれのスイーツ「マカロン」「エクレア」「クレープ」や、「フランスパン」「キッシュ」など、世界中で愛されるご当地グルメが登場。同じ食べ物を売る屋台でも、それぞれの店によって工夫を凝らしたスペシャルメニューなどを用意。中には日本生まれの「米粉のクレープ」を提供する屋台も。食べ比べをして楽しむ来場者も目立った。
フードの提供だけでなく、伝統的なフランス音楽の演奏やダンスなどのライブ・パフォーマンスで、祭りはさらに盛り上がりを見せた。曲の演奏中は、来場者もダンサーと一緒になってダンスに熱狂。大人も子どもも、フレンチなニューヨークを満喫した一日となった。