21人のティーンエージャーが出演するミュージカル「WE ARE」が、ニューヨークのハーレムにある「The Dempsey Theater in Harlem（デンプシー・シアター・イン・ハーレム）」（127 West 127 St.）で3回限定の公演を行う。

　地域格差が教育に大きく反映するニューヨークでは、音楽の授業がない学校が多々ある。「MAMA foundation for the arts」は、10代の少年少女を対象とした無償の音楽教育を提供する「ゴスペル・フォー・ティーンズ」を主宰し、現在約400人に音楽を教えている。アメリカのドキュメンタリー番組CBS「60 minutes」は1年間にわたり同団体を取材し、音楽に触れることで痛みや傷を克服し成長していく若者の姿を映し出した。同番組は視聴者の感動を呼び、2012年のエミー賞を受賞した。

　今回限定で公開されるミュージカル「WE ARE」は、そのドキュメンタリー番組からインスピレーションを得て作られたミュージカル。ティーンを取り巻く過酷な現実と、音楽に癒やされ力強く生きる姿を表現している。

　公演は10月11日、25日、11月8日。14時開演。チケット料金は35ドル～。