ニューヨークのビル・デブラシオ市長が10月23日、市内の病院で会見を行い、ニューヨークでエボラ出血熱の陽性患者が初めて出たと発表した。

　陽性反応が出たのは西アフリカでエボラ出血熱の治療に当たっていた「国境なき医師団」の一員。現在、同患者は市内の病院で隔離され、治療を受けている。

　会見でデブラシオ市長は「エボラの感染経路は血液や体液との接触であり、同じ地下鉄に乗ったり感染者の近所に住んだりしているからといって感染する可能性は極めて低い。ニューヨークには医療専門家や最先端技術が備わっており、市民の健康を守るために働きかけている」と話した。