ニューヨークを中心に、さまざまないたずらやコメディック・パフォーマンス・アートを繰り広げる集団「Improv Everywhere（インプロブ・エブリウェア）」が1月11日、今年も「No Pants Subway Ride（ノー・パンツ・サブウェイ・ライド）」を開催した。パンツ（日本語ではズボンのこと）をはかずに下着姿で地下鉄に乗車し、本を読んだり音楽を聴いたりと、平然と装うことで一般乗客を笑わすことを目的としている。

下着に合わせて全身コーディネート

　今年で14回目を迎えた「ノー・パンツ・サブウェイ・ライド」は、ニューヨークを中心にカナダ、ロンドン、シドニーなど、世界25カ国60都市以上で1万人以上が参加し、年に1度、一斉に開催されている。イベント当日は最高気温3度の中、4000人以上が参加した。

　参加者は7カ所の集合場所から、それぞれの指示に従って出発。地下鉄に乗車後、パンツを脱ぎ平然を装う参加に、観光客らは驚きの反応を見せた。飛び入り参加したノーパンライダーも多く、乗客たちを笑いに包んだイベントとなった。

　参加した女性は「5年連続で参加している。このイベントのために1カ月前から下着とコスチュームを準備していた」と明かす。ユニオンスクエアに到着した参加者たちは、イベント後に近所のバーで「アフターパーティー」をして盛り上がった。