ニューヨークのチェルシーにあるONISHI GALLERY（521 W 26th St.）で日本人アーティストShun Sudoさんによる個展が9月8日より開催されている。

　Sudoさんは東京都生まれで、幼少時代に子役として歌舞伎の舞台に立っていたという異色の経歴を持っている。日本の伝統芸能に感化された子役時代から絵を描くことが好きでイラストレーターの道に進んだ。これまでファッション誌やCDジャケットなどハンドペイントからグラフィティアートに至るまで、幅広い分野で活動してきた。

　自身の作風に分けてアーティスト名を変えており、グラフィティアートを表現する作品には「Shun Sudo（シュン　スドウ）」、繊細なハンドペイントを表現する際は「FRANERO（フラネロ）」として活動している。

　異なる2つのタッチを同じキャンバスに共存させることで新たな作風が生まれ、注目を集めたことにより実現した今回の個展。9月10日に行われたオープニングレセプションではライブペインティングも披露され、異なるタッチを表現する様子を見ようとする観客でにぎわった。

入場無料。今月15日まで。