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NYでピカソの彫刻大回顧展 50年に一度の機会と話題に

ピカソ彫刻大回顧展の展示風景

ピカソ彫刻大回顧展の展示風景

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 ニューヨーク近代美術館MoMA(11 W 53rd St.)で現在、「ピカソ・スカルプチャー(Picasso Sculpture)」展が開かれている。100を超えるピカソの彫刻作品が一堂に会するのは米国内で50年ぶりとあり、必見の展覧会として話題を集めている。

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 ピカソは絵画の他に、彫刻、版画、陶器、舞台美術など、幅広いメディアでの制作を手掛けた。同展では、彫刻を中心とした立体作品に焦点を絞り、ピカソの足跡を振り返る。

 美術学校で、画家になるべく教育を受け、揺るぎない地位を築いていったピカソだが、彫刻家としては全くの素人としてのスタートであった。しかし、独学がゆえに既存のルールに縛られず、実験的な素材やスタイルを取り入れ、アーティストとしての真価を試す場として、彫刻制作はピカソにとって特別なものとなった。ピカソが彫刻分野にもたらした影響も大きいと考えられ、美術史でも重要な位置付けとなっている。

 活動拠点を転々としたピカソは、その度に制作形態を大胆に変えており、同展ではその様子がうかがえる。同美術館が所蔵するピカソの絵画とのつながりも楽しめる構成となっている。

 開館時間は10時30分~17時30分(金曜は20時まで)。入場チケットは25ドル。2016年2月7日まで。

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