「Greater New York」-MoMA P.S.1でニューヨーク近郊のアーティスト展

ナアム・サバールさんの作品「Speaker Wall」

ナアム・サバールさんの作品「Speaker Wall」

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 ニューヨーク近郊を拠点に活動するアーティストの作品を集めた展示会「Greater New York」が5月23日から、「MoMA P.S.1コンテンポラリー・アート・センター」(22-25 Jackson Avenue, Long Island City)で始まる。

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 3回目となる同展は、開催中の作品展に加わる形で過去5年間に制作された作品を展示。もともと学校だった同館の地下1階から3階をフル活用し、新鋭アーティスト68人が絵画や彫刻、映像、ダンスなど、あらゆる手法で表現した作品が並ぶ。

 期間中、アーティスト自身によるワークショップも予定し、日本からは荒川医(エイ)さんや笹本晃さんによるパフォーマンスが、ボイラールームなどでも行われる。

 アーティストの中にはMoMA P.S.1からの委託により、館内のギャラリースペースで作品を制作。中でも、フランクリン・エバンスさんの「timecompressionmachine」は、館内の1室をスタジオとして、壁、床、天井にカラフルなテープ、紙、水彩絵の具、アクリル絵の具を貼付し「時間圧縮機」を表現する。

 また、ナアム・サバールさんの巨大なスピーカーに楽器の弦などが張られた「Speaker Wall」は、来場者が実際に触れて音を奏でる、インタラクティブな作風が特徴の作品など、あらゆる角度から見る人を楽しませる、大規模な展示会となっている。

開館時間は、木曜~月曜=12時~18時。入館料は寄付金制、一般=5ドル、学生・高齢者=2ドル、MoMA会員・MoMA入場券(発行日から30日以内)保持者は無料。10月18日まで。

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