ニューヨークで初めてオーガニック認定されたレストラン「GustOrganics」が9月13日、オーガニック商品を扱ったフードカート「Organic Carts NYC」の営業を開始した。
マンハッタンの53丁目とパークアベニューに停車する同カートは、オーガニック認定を受けたカートとしてはニューヨーク初。食材は可能な限り地元の農家から取り寄せ、オーガニックのもののみを使用。食材の保冷にはソーラーパネル技術を使い、カップやパッケージングなどは生分解できる材質を使うなど、オーガニックに加えエコフレンドリーな営業方針で運営する。
南米の食べ物がメーンであるメニューには、テンダーロイン、チキン、グリルド野菜を南米原産の穀物のキヌアや生野菜と一緒にサーブする「Tapito(タピート)」($7~)や、野菜や肉の具が入ったパン「Empanada(エンパナーダ)」($4)、サラダ、ハマス、スープなどを用意。10ドル以下のオーガニック料理が手軽に楽しめる。
ドリンクにはホームメードのレモネードや、オーダーが入るとその場で搾るオレンジジュース、フェアトレードの豆や茶葉を使用したコーヒーや紅茶などをそろえる。ボトル飲料の販売をしない方針の同カートでは、ニューヨークの水をカップで販売する($1.5)。
GustOrganicsのオーナーで創立者のアルベルト・ゴンザレスCEOは「いつもオーガニッックと持続可能性概念を主流として取り入れたいと考えていた。それを具現化したのがこのカート。わたしは農業の力を信じて、人々から合成ホルモンや抗生物質、科学物質、GMO(遺伝子組み換え農産物)を遠ざけたい。環境と調和が取れた資源を使えば何も不可能ではないはず」と話す。
営業時間は、月曜~金曜=11時~16時。