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米最大の恒例「チョコレート・ショー」開催-日本出品「つわもの」も人気

メリー・チョコレートのブースで試食する来場者

メリー・チョコレートのブースで試食する来場者

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 米国最大のチョコレート・イベント「ニューヨーク・チョコレート・ショー」が11月11日~14日、メトロポリタン・パビリオン(125 West 18th Street, New York)で開催された。

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 今年で13回目を迎える同イベントは、チョコレート・カンパニー約70社が参加し、消費者、輸出入業者、報道記者など約1万2,000人が来場する。同イベントでは、チョコレートの試食や新作発表、作り方の実演などが行われた。

 23歳で店を立ち上げたバネッサ・バルグさんの「ノーシス・チョコレート」は、野生の食材「ワイルドクラフト」を使い、動物質食品を食べない菜食主義者「ヴィーガン」も楽しめるのが売り。ザクロやゴジベリーを使ったものから、ブドウ糖値を下げたチョコレートまで20種類を扱う。スタッフのジェフさんは「このチョコレートはお菓子ではなく体に良い食べ物」と話す。商品の箱やインクには、リサイクル製品を用いるなど、環境にも優しいチョコレートを販売する。

 今年60周年を迎える東京・青山のメリー・チョコレートも参加した。商品開発部部長の下田一人さんは「歴史を学ぶ女性が日本で増えたことから、戦国武将をモチーフにしたチョコ『つわもの』を日本で製品化、日本酒や竹炭といった日本特有の材料のチョコがアメリカ人に人気」と話す。かりんとうや柿の種をミルクチョコでコーティングした独特の商品が来場者の足を引き留め、売り切れの商品も目立った。

 昨年はベーコンを加えたチョコレートやフェアトレード製品が注目を集めたが、今年はオーガニックを重視する体に優しいチョコレートが多く並び、ニューヨークの健康志向への高まりがうかがえる。

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