6月も半ばを過ぎ暑さが増すニューヨークでは、早くもアイスクリーム需要が高まり、アイスクリームをクッキーで挟んだ「アイスクリームサンドイッチ」に人気が集まっている。
昨年「The Hester Street Fair」での出店で知名度を上げた「Melt Bakery」は、今年も毎週土曜日に開催される同フェアでアイスサンドを販売。ロウアーイーストサイドへの店舗オープンも予定しているフードトラック「Sweetery NYC」でも今季から、メルトベーカリーのアイスサンドを売り出している。
「Desert Club ChikaLicious」では、珍しいエクレア風アイスサンドや、マカロンのアイスサンドが人気に。今年6月にオープンしたイタリアンジェラート店「Amorino」は、フランス発祥のパン、ブリオッシュにアイスを挟む「Focaccina」を一押しに挙げる。
ロサンゼルスに本店があるアイスサンド専門店「Coolhaus」は、フードトラックでNY初進出。クッキーとアイスクリームの両方を選ぶカスタマイズ方式で、組み合わせ次第で何通りもの味が楽しめると、ニューヨーカーから早くも一目置かれている。
近くのオフィスに勤めるペーシーさんは「アイスクリームトラックが来ていると聞いて、ランチタイムに来た。今回が初めてで、とても楽しみ」と話す。一般的なバニラや抹茶に加え、ビール&プレッツェルや、ベーコン入りのアイスクリームなど変わったメニュー6種類を用意。クッキーも、グルテンフリーのピスタチオや、レッドベルベットなど6種類から選択できる。
各店でコンセプトが異なるアイスクリームサンドの今後に注目が集まる。