ミッドタウンの歴史あるミュージックホール「カーネギーホール」(881 7th Avenue, New York)は、今年の開館120周年を記念し無料携帯アプリ「カーネギーホール120周年携帯アプリ」をリリースした。
カーネギーホールは1891年、ロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーのこけら落とし公演でオープン。今月5日には、ヴァレリー・ゲルギエフ指揮、マリインスキー管弦楽団の演奏による、チャイコフスキーの楽曲で120周年を記念する新シーズン幕開けを飾った。
これに連動し同ホールが作成した、iPhoneとアンドロイド携帯向けの初アプリでは、音と映像を使ったシーズンプログラムガイドや同ホールの歴史、クラシック音楽の黄金時代を振り返るコンテンツなどを備え、ユーザーを1890年代のニューヨークへと誘う。
アプリの一部「チャイコフスキー・イン・ニューヨーク」では、1891年にチャイコフスキーがニューヨークを訪れた最初で最後の旅を再現。本人の日記をもとにした音声・文字ガイドを搭載し、チャイコフスキーが歩いた足跡をたどる。
併せて、オリジナルコンテンツとしてゲルギエフさんがチャイコフスキーと自身の出身地であるロシアの街、サンクトペテルブルグについて語るビデオインタビュー、クラシック音楽の歴史と作曲家の楽曲なども内包し、カーネギーホールをはじめクラシック音楽の歴史が学べるアプリとなっている。
ダウンロードは無料。