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NYで「コミックコン」、今年も開催-日本の小説アメコミ版発売もアピール

Xbox 360用ゲーム「Halo」シリーズのコスプレをした来場者

Xbox 360用ゲーム「Halo」シリーズのコスプレをした来場者

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 漫画コミック、アニメ、ゲームの祭典「ニューヨーク・コミック・コン」が10月13日、「ニューヨーク・アニメ・フェスティバル」との共催で始まった。

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 「ヤコブ・K・ジャビッツ・コンベンションセンター」(655 W 34th St. New York)で毎年この時期行われる同イベントは今年、開催2週間前に展示スペースが完売する人気ぶり。4万4000平方メートルのフロアは、出展ブースやアーティスト、昨年から登場した「カルトヤード」で埋め尽くされる。

 日本からも「NARUTO」の声優で知られる竹内順子さんや、今年5月日本で公開となりヒットした映画「星を追う子ども」の原作・脚本・監督を務めた新海誠さん、「攻殻機動隊」などの音楽を担当した佐藤大さんなど、アニメ界の重要人物が多数訪れサイン会や講演会を開くほか、ニコニコ動画が期間中毎日ライブ中継を行う。

 マーヴェル、DCコミックに次ぐ出版社「ダーグホース」のブースでは、中村ふみさんの小説「裏閻魔(うらえんま)」のアメコミ版「ENMA the Immortal」発売を12月に控えアピール。同作品は、エンターテインメント性と海外進出できる可能性を秘めた作品を発掘する「ゴールデン・エレファント賞」で、昨年大賞を受賞。その名にふさわしく、早くも「原作」として海外の土俵に立つことになる。

 同賞運営事務局の小口尚思(ひさし)さんは「今回は12月から4回に分けて発売。その後はグラフィックノベルとして出版し、ネット販売も可能になる」と話す。「日本の小説のコミック化で海外に日本の文化を紹介していく新たな場になれば」と今後の展開に期待する。

 VIPや報道陣に開放された初日の会場は、コミックアーティストや著名人のサインを求める人の長蛇の列ができる盛況ぶり。早くもコスプレで訪れる来場者が多く、にぎわいを見せている。

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