エンパイアステートビルが主催する「バレンタインデー・ウェディング」で2月14日、史上初となる同性婚カップル2組が式を挙げた。
18回目を迎えた同イベントは今年、フェイスブックで募った応募ビデオから抽選で4組のカップルに、ウエディングプランナーのコリン・コーウィーさんが初プロデュースする結婚式をプレゼント。当選者は最も投票の多かったビデオから選出され、今年はそのうち2組に同性カップルが選ばれた。
当日の早朝8時からは、アラスカ州出身のステファニー・フィガーレさんとレラ・マッカーサーさんの女性カップルが挙式。11時からは、ニューヨークで20年以上暮らすニュージャージー州出身のフィル・ファンさんとノースダコタ出身のショーン・クラインさんの男性カップルが、家族や友人に見守られる中、門出を迎えた。
「エンパイアステートビルが結婚式の場を提供する年に一度の機会にコリン・コーウィーのプロデュースで式が挙げられとても光栄」とショーンさん。フィルさんも「同性婚合法化後、初の年に初めての同性カップルとしてこの場に立てて幸せ」と、出会いから18年後のゴールインに喜びをかみしめた。
それぞれの結婚式は、「冬のワンダーランド」や「ポリネシア風」など、カップルの好みに合わせたスタイルでプラン。ドレスや引き出物をはじめ、指輪は「デビアス」、「ドン・ペリニヨン」のシャンパン、「スワロフスキー」がシャンデリアを提供するなど、豪華な内容の式が贈られた。