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「NY平和映画祭」開催へ-「ミツバチの羽音と地球の回転」プレミア上映も

「ニューヨーク平和映画祭」のロゴ(写真提供:New York Peace Film Festival)

「ニューヨーク平和映画祭」のロゴ(写真提供:New York Peace Film Festival)

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 「平和」をテーマにした映画祭「第5回ニューヨーク平和映画祭」が3月10日・11日の2日間、アッパーイーストサイドのオール・ソールズ・ユニタリアン教会(1157 Lexington Avenue, New York)で開催される。

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 同教会とPeace & Justice Task Forceの共催で行われる同イベントでは、「平和」をテーマに公募・招待した全編英語または英語字幕付き10作品をラインアップ。

 初日の10日は、戦争産業を風刺したアニメ映画「War Investment Seminar」、震災後のハイチ復興を描いた「Cite Soleil: Sun Dust & Hope」や、広島原爆投下後に孤児となり復讐(ふくしゅう)のために渡米し、現在カリフォルニアで被爆体験を伝えるアーティスト胤森貴士さんを描く「Return to Hiroshima」、ダニエル・イノウエ上院議員も出演する「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」など6作品を上映する。

 翌11日には、期間中に東日本大震災発生から1年を迎えるにあたり、原発問題から代替エネルギーについて問う「ミツバチの羽音と地球の回転」をNYプレミア上映するほか、原爆・核開発に関わった母親と広島の被爆者を描く「アトミック・マム」、福島の原発事故も含め核問題を検証する「Knocking on the Devil's Door」など4作品が並ぶ。

ほかにも、シエラレオネの内戦で引き裂かれた家族やコミュニティ再建を描いた「Fambul tok」、スーダン内戦後の「失われた少年たち」を描いた「Another Journey: Tales from Southern Sudan's Homeless Generation」、長崎国際平和映画フォーラム2011で上映された、1975年NBC長崎放送製作の「もう碑は建たない」などの作品が並ぶ。

 開催前夜の9日には、同会場で懇親会と上映作品予告編、映画製作者の紹介を行う前夜祭も開催。参加者を募っている。

 開催時間は、両日13時~21時。前売りチケットは、1日券=12ドル(当日券=15ドル)。ホームページで販売。前夜祭の開催時間は19時~。入場無料。要予約。

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