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NYの高級食料品店「バルドゥッチ」、セントラルパーク近くに復活

約3年ぶりにニューヨーク市内に復活したBalducci'sの外観

約3年ぶりにニューヨーク市内に復活したBalducci'sの外観

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 かつてはセレブ御用達で伝統ある老舗高級食料品店として人気だったが、2009年に惜しまれつつ閉店した「Balducci's(バルドゥッチ)」が3月7日、約3年ぶりにc話題となっている。

広々とした店内

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 場所はセントラルパーク近くの56丁目。忙しいニューヨーカーに人気の「to go(持ち帰り)スタイル」のカフェ兼デリカテッセン「Balducci's Gourmet on the Go Cafe(バルドゥッチ・グルメ・オン・ザ・ゴー・カフェ)」としてオープンした。同スタイルの店舗は同店にとっても初の試みとなる。

 Balducci'sは、1916年創業の老舗高級食料品店。創業者はイタリア系アメリカ人のルイス・バルドゥッチさんで、NY市内の食料品店としては初めて精肉店、鮮魚店、青果店、総菜店が全て同一店舗内にあるスタイルでグリニッジ・ビレッジ店をオープン。現在の食料品店ではすっかり定番となっているこのスタイルを確立した先駆者でもある。

 今回のカフェオープンにより、「Balducci'sでしか味わえない味や香り、雰囲気をもう一度ニューヨーカーたちは喜んでくれると確信している」と副社長のエミル・グロッソさん。「店内で販売するメニューは全てニューヨーク内外から仕入れた高品質で新鮮な食材のみで調理、販売しているので、ニューヨーカーもきっと満足してくれるだろう」とも。

 同店では、朝はいれたてのコーヒー、パンやペストリー(菓子パン)、その場で焼くクレープを販売。ランチタイムや夜はこれらのほかにスープ、サンドイッチ、好きな食材を選べるサラダも販売し、店舗近くで勤務するビジネスマンや住民、観光客に、高級ながらも新鮮なメニューを提供する。

 年内中に同スタイルの店舗を数店オープン予定。かつてNY市内で人気だった旗艦店を、新たなロケーションで再オープンすることも予定している。

 営業時間は7時~20時(土曜は8時~、日曜は9時~)

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