ニューヨーク各所で5日間にわたり、アートと科学に関する50を超えるイベントやパフォーマンス、講義などが展開される「The World Science Festival（ザ・ワールドサイエンスフェスティバル）」が5月30日から始まる。

　ブルックリンブリッジパークやNYU（ニューヨーク大学）、ワシントンスクエアパークなどニューヨーク市内で毎年2万5000人以上が参加する同イベントは今年で5回目。

　5周年記念の幕開けには、科学者の挑戦背景について、ブラックホールの研究をする少年の物語をアニメーションと生のナレーションを通して伝えるマルチメディアパフォーマンス「Icarus at the Edge of Time」を上映する。

　科学を専門に学ぶ人向けに輝きと狂気のつながりをアインシュタインの量子力学を基にひもとく「spooky action（スプーキー・アクション）」や、家族向けプログラム「Science-On-Site: Explorations in Brooklyn Bridge Park（サイエンス・オン・サイト：エクスプロレーション・イン・ブルックリンブリッジパーク）」による釣り体験や星の観察など、さまざまな難易度の科学知識を、幅広い年齢層で学ぶことができる。

　最終日の6月3日には、毎年恒例ワシントンスクエアでのストリートフェアが予定されており、ジャグリングショーやゲームなど子どもが楽しめるプログラムが盛りだくさんとなっている。

　開催時間は各企画によって異なる。6月3日まで。