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NYで東日本大震災「悲しみと希望」展-被災者の肖像画など展示

展覧会で展示する画家中川直人さんによる被災者の肖像画

展覧会で展示する画家中川直人さんによる被災者の肖像画

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 アッパーウエストの聖ジョン大聖堂(1047 Amsterdam Avenue, New York)で、東日本大震災後の日本の在りようを紹介する日米共同展覧会「VOICES FROM JAPAN: Despair and Hope from Disaster(日本からの声:大震災後の悲しみと希望)」が、6月15日から8週間にわたって開かれる。

ソーレさんによる東北の写真

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 「日本からの声」として、被災後に日本人が作った短歌31首や、ニューヨーク在住の画家、中川直人さんによる被災者の肖像画、同じくニューヨークの写真家マグダレーナ・ソーレさんによる東北の写真20点、がれきから掘り起こされた宮城県の写真コラージュ2点が展示される。苦難の中に生き続ける日本人の姿と心を紹介し、作品を通して世界と日本の人々が同じ人間同士、絆を深めることを目的としている。

 中川さんは昨年5月から被災地で肖像画を描き続け、今月2日に岩手県で目標だった1000人目を達成。展覧会では、そのうち100人の肖像画を展示する。

 主催は民間ベースで日米の交流を進めている「文化交流工房」で、米日財団や東日本大震災救援基金の協力、個人からの寄付によりニューヨークでの展覧会を実現させた。今後アメリカ各地、世界での巡回を目標に、現在も支援を募っている。

 同14日18時からはオープニング・レセプションが開かれ、短歌作家や被災地支援ボランティア団体の代表なども参加する。予約不要。

 開催時間は月曜~土曜=7時~18時(日曜は19時)。入場無料。8月8日まで。

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