パソコンやスマートフォン向けアプリケーションのコンテスト「Media Mash(メディア・マッシュ) 2012」の結果が7月31日発表され、検索アプリ「InOur.name.(インアワー・ネーム)」がグランプリに選ばれた。
同コンテストは、ニューヨーク市内のデジタルメディアや開発者間の協力拡大などを目的として、ニューヨーク大学、コロンビア大学などが共同運営する「NYC Media Lab(ニューヨーク市メディア研究所)」が初めて主催。アメリカの個人や研究所などのアプリを対象に、コンテンツの充実度と機能性の両方を基準に、アイデアのユニークさや、革新性へのインパクトなどを審査した。
グランプリに輝いた「インアワー・ネーム」は、郵便番号とキーワードを入力するだけで、その地域に関連する人物のツイッターやスカイプ情報、記事や画像などが簡単に検索できるアプリ。コンピューターサイエンス研究所「hackNY(ハックニューヨーク)」研究員のジェイソン・ライトさんが開発した。ニューヨーク市メディア研究所のロジャー・ニールエグゼクティブ・ディレクターは授賞にあたって、「ネット上の情報やソーシャルコマース、社会の流れを活用する新鮮な試みだ」とコメントを寄せた。
準グランプリには、ニューヨーク市内の9000軒近いホテルやレストラン、バー、ショップ、アトラクションの情報を掲載し、誰でも認識しやすいよう名前とロゴを使ってナビゲートする地図アプリ「City Maps.(シティー・マップス)」が選ばれた。