マンハッタンの3大ターミナルのうち最大級として知られ、映画やドラマの撮影などで度々登場するグランドセントラルターミナル（87 E 42nd St.）が2013年で創設100周年を迎える。前祝いの皮切りとして、毎年恒例のホリデー・トレインショーが11月21日に始まった。

　11回目となるホリデー・トレインショーはニューヨーク交通博物館（New York Transit Museum）が主催。同ターミナル内にある交通博物館ショップで、さまざまなミニチュア列車が縮小されたマンハッタンの街を走るほか、博物館のコレクションや有名ビンテージモデルも展示される。

　訪れた人の中には親子連れが目立ち、子どもたちは線路を待ち遠しそうに眺め、模型が目の前を走るのを楽しそうに見守る光景が見られている。 訪れていた子ども連れの女性は「ストーリー性にあふれていて見てて飽きない。息子も喜んでいるし、自分も楽しめるのでうれしい」と話した。

　同ターミナル内ではホリデーフェアも開催。今年で13回目となる同フェアはマンハッタン内で唯一の室内ホリデーマーケットとして知られ、76ものベンダーが「Vanderbilt Hall（バンダービルトホール）」にずらりと並び、室内はギフトや年末のショッピングを楽しむ人たちでにぎわっている。

　トレインショーの営業時間は8時～20時（土曜・日曜は10時～18時）。入場無料。2013年2月12日まで。ホリデーフェアの営業時間は10時～20時（日曜は11時～19時）。12月24日まで。