ニューヨーク、ブルックリン発祥の人気アイスクリーム店「Blue Marble Ice Cream(ブルー・マーブル・アイス・クリーム)」(102 Franklin St. Manhattan / 196 Court St. Brooklyn / 186 Underhill Ave. Brooklyn)は新商品「Burnt Sugar Ice Cream(焦がし砂糖アイスクリーム)」の販売を開始した。ニューヨークで「焦がし砂糖味」を導入するのは同店が初となる。
2007年にジェニー・ダンダスさんとアレクシス・ミーセンさんが設立した同店は、ブルックリンに2店舗、マンハッタンに1店舗の直営店を持つ。オーガニックの牛乳と「最高級」の原材料を使ったプレミアムアイスクリームはたちまち話題を呼び、ぜいたくを楽しみたいニューヨーカーたちに愛されている。現在はニューヨークとフィラデルフィアの小売店でも販売を行っている。
新しく発売した「焦がし砂糖味」は隣接するボストンのアイスクリーム店ではおなじみとなっている。口に入れた瞬間に砂糖を焦がした苦みが広がるが、その後、口の中でクリーミーさと粒の粗い砂糖が混ざり独特の甘さと食感を生む。普通のアイスクリームでは体験できない味と食感にボストンでは根強い人気を誇る。
ミーセンさんはかつてボストンに在住しており、焦がし砂糖味はお気に入りの一つだった。今回の販売開始は長年の念願がかなった形となる。
ニューヨーク在住のエミリーさんは「焦がし砂糖味のうわさを聞いて、すごく食べたかった。今までに3回も在庫があるか電話をしてしまった。今日やっとこの味を食べることができて、味よりも達成感の方が強くなってしまった」と笑いながら話した。ニューヨークに旅行に来たケンタさんは「最初はただのチョコレート味かと持ったが、食べたら今まで味わったことのないテイストだった。若い子は好きではないかもしれないが、コーヒーやエスプレッソが好きな人なら絶対に試すべき。後味に残る苦みが癖になって、また食べたいと思った。店の雰囲気も落ち着いていてよかった」と話した。
営業時間は11時~21時(マンハッタン店)。