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NYで「ゲイファッションの歴史」展話題に、18世紀~現在の歴史に焦点

性別や時代を超えたスタイル

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 ニューヨークの毎秋恒例イベント「Mercedes-Benz Fashion Week(メルセデス・ベンツ・ファッション・ウイーク)」が9月5日~12日に開催され、街のいたるところでファッションイベントやキャンペーンが行われた。ファッションの名門校である「ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)」(227 W 27th St.)は同時期に同性愛者をメーンとした展示会「A Queer History of Fashion(ア・クイアー・ヒストリー・オブ・ファッション)」を開催している。

ファッションの歴史

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 同展では、18世紀から現在に至る過去300年分の同性愛者たちによる奇抜でユニークなファッションスタイルの歴史を展示。歴史から「排除されてきた」性的少数者のファッションカルチャーに初めて焦点を当てた画期的な展覧会として話題を呼んでいる。

 20世紀のファッションシーンで活躍してきた有名なデザイナーたちには同性愛者が多く、現在のファッションは同性愛者たちのサブカルチャーの影響を多いに受けている。会場にはゲイパレードのコスチュームの歴史、18世紀のレズビアン用のスーツ、同性愛者たちの性を大胆に表現したコレクションや有名デザイナーによる同性愛者向けのドレスなど全部で100着ほどが展示され、フォーマルからカジュアルなスタイルまで鑑賞できる。

 同大学のファション史の教授は「次世代のファッションデザイナーたちにこの展覧会で過去の歴史を知ってもらい、将来のファッションシーンに生かしていってほしい」と語る。

 開催時間は12時~20時(土曜は10時~17時)。日曜・月曜は休館。入場無料。来年1月4日まで。

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