ニューヨーク・マンハッタンにあるメーカーズシャツ鎌倉の海外初店舗「Kamakura Shirts New York」（400 Madison Ave.）がオープン1周年を迎え、10月30日に記念レセプションが行われた。

　レセプションでは創業者の貞末良雄取締役会長と、貞末民子社長が1年間を振り返った。店舗オープン時には大型ハリケーン「サンディ」に見舞われたが、年間で目標売り上げの75％を達成。さらに4つ星フランス料理店「Bouley（ブーレイ）」でのシャツを受注するなど高い評価を得た。

　同店はメード・イン・ジャパンにこだわり、綿100％の生地を使用。他店で販売されているシャツは直線で縫うことが多いが、鎌倉シャツは体の曲線に合わせた縫い方をしている。その分、体にフィットした商品が顧客に好まれ、中には1年間で20着のシャツを購入した愛用者もいたという。

　貞末会長は「ニューヨークには私たちよりもシャツに詳しい人がたくさんいる。お客さんからのアドバイスを取り入れ、2年目以降も常に新鮮なものを提供し続けていく」と意気込みを見せた。