ニューヨーク・ヤンキースの春季キャンプインを目前に、同チームへの移籍が決定した田中将大選手に対するニューヨーク市内での認知度が徐々に高まってきている。
田中選手の期待の大きさの表れとして、市内のヤンキースショップや大型スポーツ用品店には背番号19が印刷されたグッズが既に並んでいる。店内にも目玉商品として展示されており、店舗スタッフのティナさんは「まだヤンキースでプレーをしたことのない選手のグッズとしては、とても売れ行きが好調」と話す。
また、ヤンキースファンに田中選手の存在をより深く知ってもらおうと、有線テレビ局「YESネットワーク」は東海岸時間2月10日19時から、田中選手が楽天時代に先発した昨年6月9日の対巨人戦を放送する。日本国内のプロ野球の試合を米国で放送することはめったになく、極めて異例。
ヤンキースの投手陣の春季キャンプインはフロリダ州タンパで2月15日からスタート。アメリカで初となる記者会見も予定されており、日本では「準備していなかった」と避けた英語でのスピーチに注目が集まる。ニューヨーク在住のケビンさんは、「精いっぱいの力強い英語で抱負を語ってくれるに違いない。活躍を大いに期待している」と話していた。