ニューヨークがアイルランド色に染まる-「 セント・パトリックデー」・パレード開催

アイルランドの国旗をあしらった帽子やマフラーを身につけ、パレードを訪れた参加者

アイルランドの国旗をあしらった帽子やマフラーを身につけ、パレードを訪れた参加者

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 アイルランドにキリスト教を伝えた聖パトリックの命日を祝う祭日「セント・パトリックデー」の3月17日、アイルランド系移民の多いニューヨーク市で世界最大級のパレードが開催された。

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 1762年、イギリスの軍隊として独立前のアメリカに出兵していたアイルランド兵が、祖国を思いながらニューヨークの街を行進したのが始まりで、現在は5番街を44丁目から83丁目までの40ブロックを北上する。毎年マーチングバンドなどを中心とした15~20万人以上がパレードに参加し、約200万人の見物客が集まることで知られている。

 今年で249回を迎えるパレードには、アイリッシュ音楽を演奏するマーチングバンドや民族衣装の参加者が行進し、アイルランドを象徴する緑色のものを身に着ける多くの見物客がパレードに集まった。

 「高校時代から20年以上、毎年欠かさずパレードに参加している。今日はパレードに参加する息子のマーチンングバンドを見に来たが、今年は過去数年と比べて天候も良く、多くの人が見物に来て盛り上がっている最高のパレード」と、ニューヨーク郊外から参加するロッドさんと、弟のマイクさん。

 参加者はアイルランド系移民に限らず、人種を越えてアイルランドの伝統的祭日を祝う姿が見られた。

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