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NYグラウンド・ゼロに「9.11記念博物館」-テロの脅威を忘れない

ジェット機の突撃によって崩落したノース・タワーのアンテナの残骸

ジェット機の突撃によって崩落したノース・タワーのアンテナの残骸

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 ニューヨークの世界貿易センター跡地「Ground Zero(グラウンド・ゼロ)」(1 Albany St.)に5月21日、米同時多発テロ事件を記録した記念博物館「The National September 11 Memorial&Museum(ザ・ナショナル・セプテンバー・イレブン・メモリアル・アンド・ミュージアム)」がオープンした。

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 同館は、犠牲者の追悼を目的とするほか、テロの脅威、悲惨さを後世に伝えていくために建設された。館内には犠牲者の遺品や崩壊したビルの残骸、現場にいた人たちの証言を基に作成した資料などを展示。すでに世界中から多くの人々が足を運び、展示物を前に犠牲者を悼んでいる。

 事件から12年たった現在でも、身元が特定されていない遺体が犠牲者の半数近くに及ぶ。遺族からは「今でも家族の遺体と対面できずに苦しい思いをしているのに、9.11を過去のこととして考えられない」という声や、「見せ物にされたくない」と同館の運営に批判的な意見もあがっている。事件を伝えていくだけでなく、現在でも苦しむ遺族たちとの向き合い方が今後の課題とされている。

 営業時間は9時~20時(9月22日~12月31日は19時まで)。チケットは大人=24ドル、65歳以上=18ドル、7~17歳=15ドル。

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