ニューヨーク市で新しく交通速度を25マイル(約40キロ)に下げるという法案が通り、「スローゾーン」の設置が市内各所で行われている。
ビル・デブラシオ市長によって提案された「スローゾーン」は過去の記録から交通量が多い通り、事故多発地帯を中心とした14の通りを対象とする。ブロードウェーをはじめとする各所では現在、新しい速度表記が設置され始めている。交通事故による死亡者・重傷者をゼロにする取り組み「ビジョン・ゼロ」のサポーターからの支援の声は高まっている。いずれはニューヨーク市全体が「スローゾーン」となるよう働き掛けている。
デブラシオ市長は「スローゾーン設置により、交通の流れを落ち着かせる意味がある」と話したが、ニューヨーク市内の渋滞はかねてより問題視されている。「設置によりさらなる悪化が進む」と賛同しない声も上がっている。