ニューヨーカーを対象としたニューヨーク市独自のドメイン「. nyc(ドット・エヌ・ワイ・シー)」の一般登録申請が10月8日、開始した。
登録申請を行うとウェブサイトの末尾に置かれる「.jp」や「.com」のように、ニューヨーク市のドメイン「.nyc」が使用できるようになる。同ドメインの導入は昨年、世界のドメイン名を管理する組織「ICANN(アイキャン)」によって認可された。事業者に向けた登録申請期間を経て、今回ようやく一般人の申請が始まった。
市内に有効な住所を持つ個人・団体であることが使用条件となり、他の国や都市に住む人は使用することができない。同ドメインを使用すると発信元が一目瞭然になり、検索エンジンにも引っかかりやすくなる。結果、ウェブサイトに目を通してもらう機会が増え、ビジネス分野でも経済的利益を生み出すことが期待されている。
ニューヨーク在住の日本人女性は「一つのブランドとして存在する大都市ニューヨークのドメインを使用できることは、とても誇らしい気分」と話し、登録申請の意思を見せた。申請は登録仲介業者を通して行われ、登録が完了すると最低1年後から同ドメインの使用が許可される。