ニューヨーク市内で弁当の販売、ケータリング事業を行っている「BentOn(べんと・おん)」のファイナンシャルディストリクト店(123 William St.)で新サービス「BENTO on demand」が開始され、ニューヨーカーから人気を集めている。
同サービスはニューヨークのデリ方式と日本の弁当を融合させたスタイルで、日替わりを含めた約20種類の総菜から6種を選び、専用の弁当ボックスに盛り付ける。店内は木目調のテーブルが並ぶ落ち着いた雰囲気で、客層は近辺で働くオフィスワーカーや学生など幅広い層の客が来店している。
社長の古川さんは「従来の弁当の場合、すでに詰められてしまっているため、なじみのないおかずが入っていると手に取ってもらえないことも多かった。食べたいものだけ詰められる同サービスで、もっと弁当文化をニューヨーカーに広められたら」と話す。今年中にミッドタウンにもう1店舗増やすことも予定しているという。
弁当の価格は9.99ドル。営業時間は8時~21時(土曜は11時~22時)。日曜定休。