ニューヨーク・ブルックリンのブッシュウィックで6月5日～7日の3日間、9回目となる「ブッシュウィック・オープン・スタジオ（Bushwick Open Studio）」が開催される。

　ブッシュウィックは、ニューヨークでの活躍を目指す若手アーティストたちがスタジオを構えることで知られており、年々そのコミュニティーは拡大している。普段は人通りもまばらだが、年に1度の同イベントでは、最先端のアートが一堂に見られる機会とあって、多くの人が訪れる。

　期間中、アーティストたちは普段は公開していない自らのスタジオを開放し、訪れる一般の人に自分の作品や制作のプロセスを披露する。アーティストと直接話し、作品を知ることができるため、その場で購入に至るケースも多い。

　今年は600人以上のアーティストが参加する予定。有望なアーティストを発掘する楽しみを紹介するとともに、この地域で活動するアーティスト間の交流を深めることも狙っている。同地域にあるギャラリーでは、特別イベントなども会期にあわせて開催される。