韓国のファッションチェーン「WHO.A.U」(22 W 34th Street, New York)が5月14日、大手デパート「メイシーズ」をはじめファッションチェーンが集まるマンハッタンの34丁目にニューヨーク初の店舗をオープンした。
通りの向かいに「ESPRIT(エスプリ)」、数軒先には「H&M」「FOREVER(フォーエバー)21」「GAP」などが並ぶファッション街に、韓国企業が参入を遂げた。2000年にソウルで誕生した同社は現在、韓国に50店舗、中国に10店舗を展開。2007年には、アメリカ・コネチカット州に1号店をオープン。その翌年ニュージャージー州にオープンした2号店に続く3店舗目となる。
当日、店頭には正午の開店を待つ長い人の列ができ、地元ラジオ局「Z100」がポップミュージックを流す中、マスコットのサーフボードを持ったクマの着ぐるみがアピール。開店と同時に、同店の服を来たモデルが先着100人に30ドルのギフトカードをプレゼントした。
「カリフォルニアン・ドリーム」をコンセプトによるブランド展開で、レディスとメンズを中心にジーンズやショーツ、Tシャツ、ポロシャツ、スカート、ワンピース、水着など、ビーチファッションを思わせるカジュアルなデザインの商品をそろえる。そのほか、ニューヨーク限定Tシャツも販売するほか、オープンを記念して通常34.50ドルのポロシャツを19.95ドルで提供する。
今後、更なるアメリカ展開を視野に入れる同社は「日本進出は未定だが、ヨーロッパ進出はあるかもしれない」とチーフグローバルマーチャンダイザーのサビーンさん。ファッションに敏感なニューヨーカーの反応に期待を寄せる。
営業時間は、月曜~土曜=9時~21時、日曜=10時~20時。