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NYで人気レストラン出店「日本食」秋祭り 寄付金は日米シェフ交換留学支援に

太鼓にあわせてタヒチマク?ロの解体ショー

太鼓にあわせてタヒチマク?ロの解体ショー

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 NYブルックリンのビール醸造所「Brooklyn Brewery(79 N 11th St.)」で11月3日、Gohan Society(五袢ソサエティー)がニューヨークの人気レストランを集めたファンドレイジングイベント「Aki Matsuri 2016(秋祭り2016)」を開催した。

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 日本食文化を紹介することを目的に開催された秋祭り2016では、Tao Downdown、Hasaki Restaurant、Nobu Fifty Seven、Hakata Tontonなどの人気店を含む8店が参加し、各レストランが創作した日本料理が振る舞われた。来場した150人以上の参加者は、人気レストランの味や巨大タヒチマグロの解体ショー、太鼓のパフォーマンスを満喫した。集まった寄付金は日米食文化の交流イベントやプログラムの支援金となる。

 主催者で、Gohan Societyの役員を務めシェフとしても多くの実績を持つマイケル・ロマーノさんは「ひと昔前まではフランスに料理修業に行くシェフがほとんどだったが、近年は日本での修業を望むシェフが増えている」と業界における日本食文化の人気を語る。アメリカでマグロの卸業を営むGallant社長の坂上さんは「アメリカでは若いシェフが自分のレストランを持ち始めていて、日本食の要素を取り入れた独自メニューが楽しめるようになり、日本食そのものの裾野が広がっている」と語る。

 Gohan Societyはアメリカで日本食文化の理解を深めることを目的に結成された非営利団体で、日本とアメリカのシェフが各国で本場の料理を学ぶ交換留学プログラムなどを実施し、デイビット・ブーレーさんやマイケル・アンソニーさんといった世界的に有名な超一流シェフもサポートする。会長の川野作織さんは「食を通じて、より多くの人に日本の文化を知ってもらいたい」と語る。

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