ニューヨークで1月1日、新たな地下鉄路線「セカンド・アベニュー・ライン」の運転が開始された。前日の大みそかにはニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事がオープニングセレモニーで開通を祝った。
同路線の工事は50年以上にわたり行われており、過去さまざまな理由から繰り返し中断や延期となっていた。クオモ知事はイベントで過去の歴史を振り返り、「プロジェクトに関わった幾千ものニューヨーカーのおかげで今日を迎えられた。今回のセカンド・アベニュー・ライン開通を受けて、われわれはエンパイア・ステート・ビルディングを建てた時のような大きな野心を取り戻した」と話した。
今回新たに拡張となったのは「Lexington Av/63 St(レキシントンアベニュー・63番通り駅)」からアップタウンに向かう「96 St-2 Av(96番通り・セカンド・アベニュー)」まで。工事は4段階に分けて行われる予定で、最初の1段階の工事が終了し開通となった。最終的には「125 St(125番通り駅)」からダウンタウンのファイナンシャル・ディストリクトにある「Hanover Square(ハンノーバー・スクエア駅)」までの拡張を予定。これにより、マンハッタンのイースト側の交通事情が大きく改善されることが期待されている。
ニューヨークの地下鉄は通常24時間運転のところ、「セカンド・アベニュー・ライン」は今月8日まで6時~22時の運転。9日以降は通常の24時間運転となる。