ニューヨーク・チェルシーのThe Altman Building(135 West 18th Street)で1月16日・17日、テキスタイルの展示会「Japan Textile Salon in NYC」が開催されている。
日本貿易振興機構(ジェトロ)が、高い技術力を有する日本のテキスタイル企業の海外販路開拓支援・米国需要発掘を目的に開催。ファッションやデザイン関係者に向け、日本の新しい技術や、ユニークで高品質なテキスタイルを提案する。
日本の繊維業界をけん引する21の企業が集結。2020年春夏のトレンドテーマである「未来旅=時間飛行」「新定義+方程式 」に基づき、テキスタイルを展示する。「未来旅=時間飛行」では、淡いブルー・グリーン系を基調としたファンタジックなカラー、「新定義・方程式」ではべージュ系を基調としたアースカラーで展開する。会場では、 高い品質を誇るシルクやコットンを使用した新技術、オーダーメード染色技術などのデモンストレーションも行われている。
日本のテキスタイルは、革新的な新素材の開発力や、職人たちの工夫が生み出す天然素材の独特の風合いなどが注目されている。昨年の同イベント初開催時には、ニューヨークのハイエンドブランドをはじめとしたデザイナーやバイヤーが300人以上来場し、好評を得た。
2回目の開催となる今回は、新たな試みとして、アメリカのファッション業界関係者によるトークイベントも開いている。16日はファッションブランド「3.1 Phillip Lim」のファブリックR&Dマネジャーを務めるAngela Kramerさん、17日はニューヨークのハイ・デニムブランド「3×1」を立ち上げたScott Morrisonさんが登壇する。2人とも日本のテキスタイルを自らのコレクションに使っており、イベントでは日本の素材の魅力について話す。
開催時間は16日=10時~17時、17日=10時~18時30分。入場無料。