ニューヨーク・ローワーイーストサイドのライフスタイルショップ「GREEN FINGERS MARKET」が現在、コロナ禍での巣ごもり需要もあり、ニューヨーカーから再注目されている。
同店はプラントアーティスト・川本諭さんがオーナー兼ディレクターを務め、イタリア・ミラノにも店舗を構えるライフスタイルショップ。観葉植物からビンテージの服や陶器、キャンドルやレザーアクセサリなどまで幅広くライフスタイル雑貨を取り扱っている。
川本さんは、自身の店舗のみならずレストランやデパート、イベントのインスタレーションなど数多くの空間デザインを手がけ、多くのメディアに取り上げられるなど常に注目を集めている。
店内は植物園のように、壁や至る所に植物を配置し、「オアシスのようにリラックスをいざなう空間演出」が特徴。川本さんがセレクトする個性豊かな植物が多く、店内奥に「まるで隠れ家のように」洋服を中心にそろえたビンテージショップがあり、掘り出し物を求める客でにぎわう。
Hirotaka Sakaiさんが手がける革小物「subconscious leathers」は昨年10月に取り扱いが始まった。ビンテージ感のあるスタッズがあしらわれたキーストラップやベルトは全て一点物で、「一つ一つ丁寧に手作りされ、マスプロダクションの製品で味わえない温もりやユニークさが人気」だという。他にもHirotake Sakai さんが買い付けを行っている香木やビンテージの服も店内に並ぶ。
同店スタッフのMomoさんは「コロナ禍を経て、植物の需要はさらに拡大している。家で過ごす時間が増えた分、以前に比べて観葉植物を生活の一部に取り入れることが当たり前になった人が増えた。環境問題や消費への意識が変化する中、気に入ったものを長く使うことやビンテージ用品を楽しむ人が多くなっている」と話す。
営業時間は12時~19時。月曜定休。