ニューヨーク・ブルックリンにあるBrooklyn Beauty/Fashion Labo(300 7th Street, Brooklyn)で11月19日~27日、サステナブルマーケット主催のポップアップイベント「SUSTAINABLE MARKET」が開催された。
「SUSTAINABLE MARKET」とは、サステイナビリティーをテーマとした日本の各地の特産品を集めた展示会。地球や社会に優しいサステナブルライフを実現するため、「ローカル・ユニーク・ニッチながら、ユニバーサルな価値がある」商品ラインナップで開催。同イベントは、サステナブルマーケット事務局が「日本の文化、地球と未来に優しい日本の商品」を日米で紹介するECサイト「SUSTAINABLE JAPAN」を今秋立ち上げたのに伴い、マーケティングリサーチを目的に開いた。会場では、Beauty、 Lifestyle、Kyoto、 Kurashikiの5つのブースを設け、ビューティープロダクトや生活雑貨、地域ごとのサステナブルな特産品などが並んだ。
Brooklyn Beauty/Fashion Labo は、ブルックリンを拠点に共同小売店、コワーキングスペース、ギャラリー、オンラインプラットフォームを展開。500組以上の日米のアーティスト、デザイナーとともに2015年から、グローバルマーケットに適応するコラボ商品の開発も行っている。
「Beauty」セクションでは、100%天然素材・無添加の商品や、米こうじ、添加物など米発酵の有効成分を活用した注目のビューティープロダクトなどを展示。「Life」セクションでは、日本ならではの生活雑貨店、ファッショングッズ、端材を使って作られたアクセサリー、また本格甘酒や、ふきのとうみそなどを紹介。試食も行い、立ち寄った来場者からは「初めての味だが、すごくおいしい」と驚く声も多く聞かれた。
「KYOTO」セクションでは、京都の和装小物ブランド「Sacra」が京都のリサイクル素材を使ったビューティー&ファッショングッズを紹介。SUI/TENからは日本茶の試飲を行った。倉敷を拠点にオリジナルブランドを展開する企画会社「クラビズ」がキュレーションし、「Kurashiki」のセクションで地元のビューティー&ファッション商品を幅広く紹介。エヴァンゲリオンの世界観を取り入れた高機能性ワークウエアや、足の疲れ軽減にも役立つ足袋シューズシリーズが来場者の注目を集めていた。
三重県鳥羽市のまちづくり会社「NAKAMACHI」が監修する、地元の特徴を生かしたさまざまなビューティー&ファッショングッズは「Toba」セクションで紹介。靴下を作る際に発生する端材を使って作られたマフラーや、チャレンジド(体に障がいをもつ人)の人々がペイントしたポーチなど、コミュニティーの促進にもつながる商品が目立った。
展示会で発表した商品の一部は、Brooklyn Beauty/Fashion Labo地下1階のスペースでも販売する。