カリフォルニア発、ニューヨーカーに人気のスーパーマーケット「Trader Joe's(トレーダー・ジョーズ)」(675 6th Avenue, New York)が7月12日、チェルシーに新店舗をオープンし話題を呼んでいる。
同店は1967年にカリフォルニア州のパサデナで創業し、南カリフォルニア中心に拡大。現在では全米に340以上の店舗を出店。ニューヨークでは、2006年にユニオンスクエアにマンハッタン1号店をオープン。以来、平日・休日にかかわらず、店内を何周もする長い列ができる人気ぶりとなっている。多くのニューヨーカーが店舗拡大に期待を寄せる中での2号店オープンとなった。
オーガニックな食材や、環境に優しい生活用品を良心的な価格で提供する同店は、海外のフードをはじめ、冷凍食品や乳製品、野菜、菓子類など豊富な品数などでニューヨーカーから絶大な支持を受ける。1本2.99ドルの同店オリジナルワインは箱買いする客も多い人気商品。日本のガイドブックでも紹介されるなど、日本での知名度も高い同店はエコバッグを土産として持ち帰る観光客も多い。
同店では、低価格の秘訣(ひけつ)として、可能な範囲で販売業者から直接商品を仕入れることや、安価の値段交渉、大量発注と早期契約などを挙げる。他店と異なり店員が陳列作業をすることから、卸業者に支払う料金を抑え商品の低価格を維持。独自のビジネスモデルからの展開で成功した同店は、更なるマンハッタン出店も視野に入れる。
営業時間は8時~22時。