ニューヨークで「30日間で30人の女性とデートをする」実験を試みる23歳、ブライアン・ムーアさんのプロジェクト「Dating Brian(デーティング・ブライアン)」が話題を集めている。
アメリカ中西部のウィスコンシン州からニューヨークに移り、広告会社でインターンシップ中のムーアさんは、自身のサイトで、1日1人、30日間で30人のデート相手を募集する。これまで女性との交際暦は17歳からの4年間で1人ということもあり、デートの経験値を上げるほか、活気あふれるニューヨークのデート事情を体験するという目的で始めた。
「いつもニューヨークのような街に住んでみたかった。知り合いが居ない土地に移るのは恐いこと。このプロジェクトは街に溶け込む策でもある。ニューヨークように興味深い人間が多い場所でないと成立しない」とニューヨークを選んだ理由を話す。
デート相手は女性に限り自薦・他薦を問わないが、デート内容や行動はFacebook、ツイッターを使いクラウドソーシング。インターネットを通して、さまざまな人の意見を反映させるほか、デートの攻略法を募る。デートの感想はビデオに収録し、YouTubeと自身のサイトでレポート。相手の女性が留守番電話に残す感想メッセージも同時に公開する。
ニューヨークのデート事情について、ムーアさんは「少し威圧感はあった。クラブやバーの文化は理解できないが、違う系統の人がたくさんいるため、ほかにも異なる文化を見たり経験できたりするのが刺激的。ニューヨークを愛する住民から直接アドバイスをもらうこともある。デートの成功歴がある人から学べるのは大きな助け」と話す。
7月30日までのデート回数は5回。