チャイナタウンのストリートフェア「Hester Street Fair(ヘスターストリートフェア)」(Hester Street at Essex Street)で現在、日系スーパーマーケット「Nijiya(ニジヤ)」が出店するたい焼き店が人気を集めている。
カリフォルニアを拠点にニューヨーク州北部でも店舗を構える同店は、今年4月に始まった同ストリートフェアで出店を開始。オーガニック・グリーンティー(2ドル)や自家製レモネード(2ドル)とともに「たい焼き」(3ドル)を販売する。
「ニュージャージーの日系スーパーに行けば食べられるが、マンハッタンで扱う店がないことからたい焼きに決めた」と、メニュー決定の経緯を話す販売スタッフの堀井智美さん。「出店当初は手巻きずしも扱っていたが、夏場の気温を考慮し、人気も出始めいたため、たい焼き一本に絞った」。
たい焼きの種類は、アメリカ文化を取り入れた創作メニューを含む全6種類。「小倉を嫌がる人もいるといううわさを聞いたため、アメリカンドッグに見立てたメニューを考案した。あんにビーフソーセージを入れケチャップやマスタードを添えている」と堀井さん。ほかにも、小倉とクリームチーズ、チーズとオリーブオイル、M&M’sチョコレートなどを販売。「懐かしい」と購入していく日本人客もいるが、人気商品は「以外にも小倉が一番売れている」。
スタッフのほかに営業チームが街頭で宣伝活動を行っている同店は、ブルックリンで行われたヒップホップフェスティバルでもたい焼き店を出店。堀井さんは「今後はほかにもいろいろイベントに出張したい」と出店拡大に意気込む。
営業は土曜・日曜の10時~18時(4月~12月)。