![「Eataly」内では、お気に入りの生ハム、チーズの盛り合わせを注文し、カジュアルなスタイルでワインを楽しむ事が出来る。](https://images.keizai.biz/newyork_keizai/headline/1283360039_photo.jpg)
ニューヨークのフラットアイアン地区に8月31日、イタリアの味をテーマにしたフードマーケット「Eataly(イータリー)」(200 5th Avenue, New York)がオープンし注目を浴びている。
東京・代官山にも店舗を展開する同店は、イタリアの実業家オスカー・ファリネッティさんが7年前にイタリア・トリノで開業。今回のニューヨーク出店は、テレビの出演や自身のレストラン経営などで人気のイタリア料理シェフ、マリオ・バターリさんとの提携により実現した。
4,645平方メートルのマーケットでは、高品質なチーズ、オリーブオイル、ワイン、新鮮なパスタや肉、魚介類などのイタリアならではのこだわりある食材を多数扱う。イタリア式の陳列が特徴の店内は、生ハムなどの加工肉製品のディスプレーが目を引き、その場で調理する総菜や焼かれたパンの香りが食欲をそそるなど、買い物客が「本場イタリア」を体験できる空間を演出する。
食材の販売に加え、レストラン5店舗を含む14店舗のレストランブースを用意し生ハムやチーズ、ジェラートやコーヒなどを提供する。キッチン用品のコーナーや、食をテーマにした書籍売り場も併設。11月には、同店が入居するピル屋上に小型ビール製造機を備えたルーフトップ・ビアガーデンのオープンも予定する。
ジェラート売り場の列に並ぶブルックリン区のマリアさん・ステーィブさん夫婦は「「ディナーでミート・ラザニアを食べ、今デザートのジェラードを待っているところ。混んでいるが、とてもすてきなショッピングスポットなので、今後頻繁に利用すると思う」と話す。
営業時間は9時~23時。