世界各国から新しい音楽と映画を集めたイベント「CMJ Music Marathon & Film Festival 2010」が10月19日、ニューヨークを舞台に始まった。

　ニューヨーク最大の音楽イベントと呼ばれる同イベントは1980年代にスタート。以来、毎年世界各国を代表するミュージシャンがニューヨークに集まりパフォーマンスを行うほか、最新映画の上映、音楽評論家やレコード会社からゲストスピーカーを招き、70以上のパネルディスカッションなどを展開。ゲームとアプリを議題に「CMJ Play」と題したカンファレンスの開催も予定する。

　30周年を迎える今年は、世界30カ国以上から1,200以上のミュージシャンが集結。NY市内の大小合わせ75カ所以上のライブハウスやイベント会場で、ロックをはじめ、ダンスミュージック、ヒップホップ、R＆Bなどジャンルもさまざまなライブパフォーマンスを繰り広げる。

　中でも、マディソンスクエアガーデンに登場するフランス出身の人気ロックバンド「Phoenix」は、観客動員数も大きく話題性も高い。イギリス発フォークトロニカのパイオニア「Four Tet」、トリップホップやダウンテンポを操る「UNKLE」、地元ニューヨーク発ドリームポップバンド「School of Seven Bells」のパフォーマンスなどにも注目が集まる。

　今回初参加となる日本からは、テクノとロックを融合したビッグビートユニット「Boom Boom Satellite」と、作家の辻仁成さんのロックバンド「ZAMZA」の出演が決まっている。

　今月23日まで。