ジャパニーズ・ソウルフードをコンセプトにした家庭的な味を売り出す「一番亭」が11月12日、イースト・ビレッジ(401 E 13th Street, New York)にオープンした。
メンチカツ、から揚げ、トンカツなど日本の懐かしい総菜をそろえる同店は、メニューもシンプルで、ニューヨークでは高価格の日本食が比較的安価で気軽に楽しめる。
最も売れ行きがいい「チキン南蛮」(10ドル)は、空揚げ粉やタルタルソースなどすべて手作り。柔らかくてジューシーな「骨なし空揚げ」が外国人から人気を呼んでいる。マネジャーの荒木真之介さんは「1日に訪れる50~60人のお客さんは、ほとんどがリピーター。オープン初日から毎日続けて買いに来る人も」と話す。
店内はオープンキッチンになっており、作っている工程を公開している。黒豚や但馬牛とアンガスビーフを交配した「和州牛」を使うなど素材にもこだわり、「日本人が調理する本来の日本の味をアピールしたい」と荒木さん。
今後新しいメニューも増やす予定で、近々「牛丼」がメニューに追加される。暖かい季節には店頭に屋外席を設置し、たこやきや空揚げとともに楽しめるビア・ガーデンも予定。弁当のデリバリーも現在検討中だという。
メニューは、アントレ=「一番亭ステーキ」(18ドル)、「焼き肉」(15ドル)、「ハンバーグステーキ」「トンカツ」(以上12ドル)、「メンチカツ」「チキン南蛮」(以上10ドル)、「空揚げ」(8ドル)。サイドオーダー=「空揚げ」「たこ焼き」(以上5ドル)、「たい焼き」(2.5ドル)
営業時間は11時30分~23時30分。