今春からイーストリバーで運航開始が予定されるフェリー「イーストリバー・フェリー」の全容がニューヨーク市経済開発公社と同市議会の発表で明らかになった。
今年6月の運航開始を予定する同サービスは、ブルックリンやクイーンズの中でも、交通の便が悪いエリアに住む住人に、マンハッタン往来の交通手段を提供するフェリーサービスとして、同市と契約するツアー会社「ニューヨーク・ウォーターウェイ(NY Waterway)」が運営。近年開発が進むイーストリバー沿いのウオーターフロントに新たな航路が加わる。
同サービスは、ブルックリンのウイリアムズバーグやダンボ、クイーンズのハンターズ・ポイント、マンハッタンの東34丁目やウォール街などの船着き場計7カ所を結ぶ。クイーンズ在住の男性は「マンハッタンに自転車を持ち込みたいラッシュ時などに便利になりそう」と期待を寄せる。
夏期間にはブルックリンのピア6からガバナーズ島、昨年オープンした公園「ブルックリン・ブリッジ・パーク」を結ぶ路線の運航も予定。フェリーサービスの一部として、マンハッタンの東34丁目の船着き場からグランドセントラルとブライアントパークまで無料シャトルバスを運行し、通勤に便利なインフラを構築する。
運航予定時間は、平日=7時~20時、週末=9時~19時。運賃は3ドル~5.5ドル。