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ニューヨークとソウルが都市間提携-アジア初の提携都市に

ニューヨークと大韓航空のキャンペーンポスター

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 ニューヨーク市と韓国・ソウルは10月4日、両市の観光促進を目的とした都市間提携を結んだことをソウル市役所で発表した。

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 発表式にはニューヨーク市観光局(NYC & Company)のジョージ・ファティータCEOとソウル市のクォン・ヨンギュ市長職務代理、大韓航空のウー・キーホン副社長が参加。アジアの都市とNYの間で初めて交わされた歴史的なパートナーシップが誕生した。

 1年契約となる今回の提携には、マルチメディアを使ったマーケティング戦略のほか、大韓航空の期間限定航空券を用意。ソウル~NY間を131万ウォン(約8.3万円)、NY~ソウル間を1295ドル(約9.9万円)で販売する。NY市の公式サイト「nycgo.com」の特設ページからも予約が可能で、販売期間は10月31日まで、旅行期間は11月1日~来年3月31日までとしている。

 「ソウルは世界5都市の1つになるための基盤形成ができるほか、NYに1000万人の観光客を誘致。NYには5000万人の観光客を呼び寄せ多くの雇用を生成する経済効果をもたらす。都市ベースのマーケティングモデルになることは間違いない」とヨンギュ市長職務代理。キーホン副社長は「このジョイントマーケティングで、両市がお互いを知る機会となればうれしい」と文化交流の観点も強調する。

 まファティータCEOも「ビザ免除である韓国のステータスには、両市の観光を伸ばす大きな可能性がある。今回の提携で、両市の経済を高めつつ両市の良い面を紹介できることを楽しみにしている」と期待を寄せた。

 2010年の韓国からNYへの旅行者は、前年よりも10%多い22万3000人にも上り、1回の旅行当たり平均2800ドル(約21.5万円)を費やしている。一方ソウルには同年、前年より7%多い65万3000人の観光客がアメリカから訪れている。

 大韓航空は今年8月、エアバス「A380」型機をJFK~仁川線に就航させている。

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