ニューヨーク湾に面するニュージャージー州リバティーステートパークで10月30日、東日本大震災支援マラソン「雪が降る前に:東日本大震災支援チャリティーマラソン&ウオーク」が開催される。
静岡で東日本大地震を体験した小林利花さんは、ハリケーン・カタリーナの被災者から、東日本大震災の被災者へ送られた手紙をボランティアで翻訳していた。ボランティアが終わると同時に、「ほかにできることはないか」と模索。イギリス人で日本に7年間住んでいた夫のサイモンさんとチャリティーマラソンの開催を決めた。
「東北に雪が降り寒い厳しい冬が来る前に、東北の被災者に強い支援のメッセージを送りたいという思いから『雪が降る前に』と名付けた」と小林さん。
マラソン当日は10時から公園内の5キロのコースを走り、または歩き、男女別ランナーと貢献者の上位3人を表彰する。参加登録費(25ドル)と募金で集まった義援金は全額、ジャパン・ソサエティーを通じ東北の被災者へ寄付する。
チャリティー委員会はサイモンさんを委員長とし、ほとんどが外国人。「共通の思いは『東北の被災者のために何かをしたい』という気持ち」(小林さん)と、日本に暮らしていた人など日本に思い入れのある人が集まった。「プルデンシャル」「電通」、ニュージャージーの地元紙などからも協力を得て、被災者支援を呼び掛けている。
マラソン&ウオークの参加者は現在も募集中。ウェブサイト、フェイスブック、当日会場(9時受付)で登録できる。